艦これSS 胸のある話10

225pt   2018-04-07 18:00
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1: 名無しさん@おーぷん 2018/04/07(土)15:12:20 ID:AJx
「うーん、なんか複雑だけどまぁいっか」 提督が上機嫌で二人の言葉を受け止める。「あとこんな風に単純なところもだな」「ですね」 長門と鳳翔がそんな提督の様子を見て顔を合わせて笑う。「なぜ笑う……俺は至って正直だぞ全てにおいて。というか長門お前も――」 提督がおちょこの中の日本酒を空けると楽しそうに笑う長門見据えなおす。「何だ提督?私になにか不満な点でも?あぁ、ありがとう」 提督から酌を受けながら何かを言いたそうな提督と顔を突き合わせる。その二人の顔はほんのり赤くなっている。「いやさぁ……練度も申し分ないんだけどさ……まだ鎮守府内の駆逐艦達に対する変態行為はビックセブン補正とか色々あって、ギリギリ法の範囲ならまぁ許してもいいんだけど……何でお前出撃して最初に敵の駆逐艦狙うんだよ!!結果として敵戦艦空母が残って、お前が皐月やらレーベ庇って被弾して撤退が多いんだよ!!あ、ありがとう」 若干熱くなっている提督に長門が酌をし、少しバツが悪そうにはにかむ。「あーそれは……うーん……なんというか提督は私達艦娘の成り立ちというか、どういう存在なのかは皐月に聞いてるよな?」「あぁ、ケッコンカッコカリした時に聞いたよ。簡単にいえば良い付喪神なんだろ?まぁそうじゃなければ、性格の微妙な差はあれども同じ姿の艦娘が多数存在する理由が付けられなくなるしな。それは納得してる」 お互いちびちびと酒の手を進めながら若干落ち着いた様子で話を進める。「では、深海棲艦のことも大まかには理解しているという認識でいいかな?」「まぁ、俺の認識が合っていればだけどな」 提督の答えを聞くと長門は残っていた酒を一気に飲みほす。「私は……開放してやりたいんだよ。戦っている時に感じる『あの娘達の』負の感情から……それが例え敵であっても、その呪縛からな……戦うのは私達だけでいい……私の思いが伝わっているかどうかは分からないがそういうことだ。それに、こうして変態だがある程度有能な提督の元にいる、沈むことはない、少なくともあの光の中でな……」 長門が少し遠くを見ながらそう呟く。「変態は余計だよ、そっくりそのままお前に返してやる。お前の考えは理解した、敵の感情は戦場にいない俺には計り知ることができない……だがな、戦術もある。恐らくだがお前考えていることは他の皆も同じはずだ。だから、あまり気負わず仲間に任せてみるのも一計だぞビックセブン。なぁ、鳳翔さん?」 提督も残りの酒を飲み干し、長門に真剣な表情そう伝え鳳翔の方に顔を向ける。「ええ、そうですよ長門さん。皆強い娘ばかりです。それに、少し変ですけどこの提督もいるんですから」「鳳翔さんそのオブラートが逆に辛いからやめて……」 笑顔でそう告げる鳳翔の言葉に提督は肩を落とす。

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